1990年代
1991年、マツダのミドルセダンであるカペラの後継モデルとして登場したクロノスは、3ナンバーサイズのワイドボディを採用し、流麗で端正なルックスが特徴の意欲作。 しかし、いわゆる「クロノスの悲劇」を招き、マツダの経営を揺るがすことになってしまった…
乗用車がベースで3列シートを持つ、当時としては珍しいパッケージングで、日産・プレーリーと並んで国産ミニバンの草分け的存在のシャリオ。 4WD車やディーゼル車もラインナップし、三菱らしさも溢れていました。 この投稿をInstagramで見る ATY'S COLLECTIO…
スバルの得意分野である4WDと水平対向エンジンを活かして開発された、スバルらしさ溢れるクロスオーバーSUVがフォレスター。 レガシィとインプレッサで息を吹き返したスバルの「第3の柱」となりました。 この投稿をInstagramで見る Grey Goose (@grey_goose_…
セルシオやシーマのヒットによって、高級セダンが飛ぶように売れた1990年頃。トヨタは、走りを極めたハイパフォーマンスセダンとしてアリストをデビューさせました。 その高性能さは「国産最速セダン」と呼ばれるほどで、280psを発揮するツインターボエンジ…
コンパクトハイトワゴンが台頭してきた1990年代後半、日産が送り出したキューブは、スクエアで個性的なデザインを採用した、実用性に優れたクルマ。 発売当初は月販1万台を超す大ヒットとなりました。 この投稿をInstagramで見る VADER-2nd-(@hiragramkp_typ…
スズキ・セルボの独占状態だった軽スペシャリティカー市場に、ダイハツが投入したリーザ。実用的なミラとは一線を画した、クーペ風ボディを纏って華々しくデビューしました。 後にはオープンモデルのリーザ―スパイダーも登場し、話題となりました。 この投稿…
RVブームに沸いた1980年代後半、ビッグホーンの成功によりRVに力を注ぎ始めたいすゞは、カジュアルでスタイリッシュな新モデルとしてミューを開発。 後にロングモデルも追加しますが、当初は3ナンバーサイズなのに2シーターという、存在感溢れるパッケージン…
ホンダが1999年に復活させた「S」モデルは、実に29年ぶりに販売されたFR車。2シーターオープンの本格スポーツで、走り好き達を魅了しました。 国内販売台数はそう多くはありませんでしたが、本格スポーツカーとしての評価は上々でした。 この投稿をInstagram…
RVブームの中で1991年にデビューしたRVRは、RVテイストを持ったトールワゴン。クルマの多様化を具体化したかのようなRVRの登場は、いかにも三菱らしい独自路線でした。 室内の広さ、手頃なサイズ感、使い勝手の良さなど、多様化時代にマッチしたパッケージン…
バブル絶頂期の1980年代後半、新たな高級車としてデビューしたセルシオ。北米市場では「レクサス・LS400」として販売され、日本初の世界で通用するラグジュアリーセダンでした。 世界から注目を集めたセルシオにより、大衆車のイメージが強かったトヨタは、…
RVブームを背景にマイカーの多様化を迎えた1990年代初頭、日産が送り出した新世代のミニバンがバネットセレナでした。 扱いやすいボディサイズながら室内が広い、現代にも通じるファミリーミニバンの原点です。 この投稿をInstagramで見る Febrizal.R.(@risi…
1990年代に巻き起こったステーションワゴンブームの火付け役でもあり、いつもブーム中心にあったレガシィは、スバルの救世主となりました。 ライトバンのイメージが強くステーションワゴンが敬遠されていた時代とは何が違って、ブームとなったのでしょうか。…
空前のRVブームは、1990年代に入ると多様化しはじめ、後の「クロスオーバーSUV」に人気はシフトしていきました。その中心にいたのがRAV4で、1994年に発売されました。 オフロード性能に優れた本格4WDとは異なる、都会派SUVの先駆けでした。 この投稿をInstag…
長年マツダのフラッグシップだったルーチェの後継として登場したセンティア。曲面で構成された流麗なプロポーションは、ライバルを凌駕する美しさを持っていました。 しかしながら新世代のプレステージフラッグシップセダンは、多チャンネル化したマツダの屋…
大ヒットを記録したスズキ・ワゴンRの登場から約2年後、同コンセプトでダイハツが開発したのがムーヴ。ワゴンRとの差別化を作ることが出来たのは、後発ならでは。 両車とも好調な販売を見せ、熾烈な販売競争が始まりました。 この投稿をInstagramで見る jdmv…
ホンダ・オデッセイが一世を風靡した1990年代半ば、トヨタが投入したライバル車がイプサム。オデッセイに対抗するために取られた差別化は、5ナンバーサイズに収めることでした。 コンパクトながらも使い勝手のいい新しいミニバンの形を提案しました。 この投…
いすゞが1968年に発売した117クーペは、フラッグシップモデルとして1981年まで生産された「名車」。その後継車として、いすゞの看板を背負ってデビューしたのがピアッツァでした。 ジウジアーロがデザインした美しいクーペは、ほぼショーモデルのまま量産化…
1994年に日産が送り出したラシーンは、サニーがベースのコンパクトクロスオーバーSUV。都会にも似合う背の低いワゴンスタイルのSUVは、手頃に味わえるSUVとして人気を博しました。 1980年代後半に一大ブームを巻き起こした「パイクカー」の流れを汲んだ、レ…
1982年にデビューしたマーチは、エントリークラスのコンパクトハッチバックとして、日産を代表するモデルに成長しました。 ターボやスーパーターボなど、ホットハッチブームの代表格として人気だった、初代マーチのロングライフを振り返ります。 この投稿をI…
北米の流行に合わせて開発されたMPVは、クロスオーバーSUV寄りのミニバンで、北米での好評を受けて国内でも発売されました。 1990年代以降に訪れるミニバンブームやSUVブームを予知したようなクルマは、日本のクルマ事情を大きく変えた先駆者なのかもしれま…
1990年に三菱が投入した上級セダンのディアマンテは、3ナンバーボディを纏い、数々の先進技術が投入されたプレミアムカーでした。 当時としては珍しかったFF3ナンバーセダンの先駆けでもあり、このディアマンテのヒットにより各メーカーが追従することになり…
北米で流行していた遊び心あふれるSUVやピックアップトラック。いずれ日本でも流行すると読んだいすゞが、他メーカーに先駆けてデビューさせたのが、ロデオビッグホーンでした。 ランドクルーザーやジムニーなどの本格4WDを除くと、このロデオビッグホーンが…
1990年に登場した「トヨタの天才タマゴ」。ファミリーカーのスタンダードを、4ドアセダンからミニバンに変えた、画期的なクルマでした。 商用バンベースの1BOXワゴンとは一線を画した快適性や大きな室内空間、そして未来を感じさせるスタイリングなどを武器…
それまでは、ただ安さで選ぶ車だったエントリークラスのコンパクトカー。先進的なデザインと広い居住空間、そして低燃費を実現することで、ヴィッツは世界のコンパクトカーを変えたとも言われています。 日本と欧州を軸に好調な販売を記録し続けているヴィッ…
好景気ど真ん中の1988年、日産が送り込んだ高級車シーマは、「シーマ現象」と呼ばれるほどの大ヒットとなりました。 3ナンバー専用の4ドアハードトップボディ、当時の国産最強を誇ったV6ターボエンジン、プレジデントのようなそれまでの高級車とは異なるパー…
1989年にデビューしたユーノス・ロードスターは、1950年代~1960年代のブリティッシュライトウェイトスポーツを彷彿とさせ、国内のみならず北米でも大ヒットを記録しました。 その後海外メーカーまでもが影響を受けて軽量クラスのオープンカーを開発し、消滅…
レガシィで火が付いた1990年代のステーションワゴンブーム。セダンの乗り味のまま、ラゲッジルームが大きく使い勝手のいいワゴンが重宝され、大小さまざまな車種が各メーカーから投入されました。 全車6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー専用ボディを纏った上…
いわゆる「クロノスの悲劇」によって経営難に陥っていたマツダが、その状況を打破すべく投入したデミオ。 コンパクトワゴンとも呼べる独自のスタイルとシンプルさで人気を博し、一躍「マツダの救世主」となりました。 この投稿をInstagramで見る DW Demio(@d…
「21世紀に間に合いました」のキャッチコピーと共に、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとしてデビューしたプリウス。 今や販売ランキング上位の常連となったプリウスですが、初代モデルの革新的な技術を振り返ります。 この投稿をInstagramで見る TOY…
ハイソカーに沸いた1980年代。トヨタ・マークⅡやトヨタ・クラウンをはじめとする高級車が個人ユーザーにも多く売れ初め、自動車業界ももれなくバブル前夜。 ホンダが他社の高級車に対抗すべく、アコードに代わるフラッグシップとして開発されたのがレジェン…