1980年代

【ダイハツ】リーザ(L100/110型)

スズキ・セルボの独占状態だった軽スペシャリティカー市場に、ダイハツが投入したリーザ。実用的なミラとは一線を画した、クーペ風ボディを纏って華々しくデビューしました。 後にはオープンモデルのリーザ―スパイダーも登場し、話題となりました。 この投稿…

【三菱】デボネア(初代A30型)

三菱が1964年に発売したフラッグシップセダンのデボネア。大きくて豪華に見せたその個性的なデザインは個人ユーザーには敬遠され、三菱グループのショーファードリヴン需要に終始しました。 常に芳しくない販売状況を表すかのように、1986年まで約22年に渡っ…

【トヨタ】タウンエース(初代R10型)

1970年に登場したライトエースの上級版として登場したタウンエースは、ハイエースとの間を埋める役割だけでなく、レジャー需要の高まりから乗用ワゴンに力を入れたクルマでした。 現代のミニバンの基礎ともいえる、手頃なサイズ感と実用性のある多目的車とし…

【いすゞ】ミュー(初代UCS17/55/69型)/ミューウィザード(UCS69型)

RVブームに沸いた1980年代後半、ビッグホーンの成功によりRVに力を注ぎ始めたいすゞは、カジュアルでスタイリッシュな新モデルとしてミューを開発。 後にロングモデルも追加しますが、当初は3ナンバーサイズなのに2シーターという、存在感溢れるパッケージン…

【マツダ】サバンナRX-7(初代SA22C型)

1978年にマツダが発売したサバンナRX-7は、ロータリーエンジンを搭載した、2+2のファストバッククーペ。薄くて低いボンネットにリトラクタブルヘッドライトなど、スタイリングもスポーティでした。 走行性能の高さの割にリーズナブルだったことが、若者を惹…

【トヨタ】セルシオ(初代XF10型)

バブル絶頂期の1980年代後半、新たな高級車としてデビューしたセルシオ。北米市場では「レクサス・LS400」として販売され、日本初の世界で通用するラグジュアリーセダンでした。 世界から注目を集めたセルシオにより、大衆車のイメージが強かったトヨタは、…

【スズキ】カルタス(初代AA33/41/43/53/AB33/41/43/51/53型)

軽自動車に力を注いできたスズキが、フロンテ800(C10型)以来の小型乗用車として発売したカルタス。ゼネラルモーターズとの共同開発で生まれたコンパクトカーで、軽自動車並みの低価格を実現しました。 国内では軽自動車の影に隠れる存在でしたが、国外市場で…

【スバル】レガシィ(初代BC/BF型)

1990年代に巻き起こったステーションワゴンブームの火付け役でもあり、いつもブーム中心にあったレガシィは、スバルの救世主となりました。 ライトバンのイメージが強くステーションワゴンが敬遠されていた時代とは何が違って、ブームとなったのでしょうか。…

【日産】Be-1(BK10型)

1980年代のクルマ業界は、パワー競争と電子制御技術競争の時代。これを否定するかのように登場したBe-1は、異例のヒットを見せました。 日産の「パイクカー」第1弾であったBe-1の登場を振り返ります。 この投稿をInstagramで見る 小山 寸堂(@inaka_zoo)がシ…

【ホンダ】アコード(初代SJ/SM型)

シビックで大成功を収めていたホンダは、さらにラインナップを拡充すべく、より上級なクルマとしてアコードを開発。 のちにホンダの世界戦略車として成長するアコードは、排ガス規制の中で低公害のCVCCを売りにし、ハッチバックからスタートしました。 この…

【いすゞ】ピアッツァ(初代JR120/130型)

いすゞが1968年に発売した117クーペは、フラッグシップモデルとして1981年まで生産された「名車」。その後継車として、いすゞの看板を背負ってデビューしたのがピアッツァでした。 ジウジアーロがデザインした美しいクーペは、ほぼショーモデルのまま量産化…

【スズキ】ジムニー/ジムニー8(初代LJ10/LJ20/SJ10/LJ20型)

小型軽量なボディサイズに、堅牢なラダーフレーム、大径タイヤを備えた4WDとして、悪路の踏破性はトップクラスの性能を誇るジムニー。林道や山岳地で活躍するだけでなく、近年では趣味のクルマとしても安定した人気を誇っています。 自動車業界から撤退直前…

【日産】マーチ(初代K10型)

1982年にデビューしたマーチは、エントリークラスのコンパクトハッチバックとして、日産を代表するモデルに成長しました。 ターボやスーパーターボなど、ホットハッチブームの代表格として人気だった、初代マーチのロングライフを振り返ります。 この投稿をI…

【ダイハツ】シャルマン(初代A10/20/30/40型)

トヨタと業務提携を締結したダイハツが、コンソルテに続いて投入したのがシャルマン。カローラをベースにしたファミリーセダンで、カローラよりも高級感を持たせて販売されました。 ライバルの多いクラスだけに、販売面では苦戦を強いられましたが、ダイハツ…

【いすゞ】ロデオビッグホーン(初代UBS12/13/17/52/55型)

北米で流行していた遊び心あふれるSUVやピックアップトラック。いずれ日本でも流行すると読んだいすゞが、他メーカーに先駆けてデビューさせたのが、ロデオビッグホーンでした。 ランドクルーザーやジムニーなどの本格4WDを除くと、このロデオビッグホーンが…

【三菱】スタリオン(A180型)

日本の各メーカーが海外進出に力を入れていた1980年代。三菱が北米をターゲットにしたスペシャリティクーペとして発売したのがスタリオン。 北米市場を意識したシャープなスタイリングに、高性能エンジンを搭載し、さらに高級車にも匹敵する豪華な装備も備え…

【日産】シーマ(初代Y31型)

好景気ど真ん中の1988年、日産が送り込んだ高級車シーマは、「シーマ現象」と呼ばれるほどの大ヒットとなりました。 3ナンバー専用の4ドアハードトップボディ、当時の国産最強を誇ったV6ターボエンジン、プレジデントのようなそれまでの高級車とは異なるパー…

【マツダ】ユーノス・ロードスター(初代NA型)

1989年にデビューしたユーノス・ロードスターは、1950年代~1960年代のブリティッシュライトウェイトスポーツを彷彿とさせ、国内のみならず北米でも大ヒットを記録しました。 その後海外メーカーまでもが影響を受けて軽量クラスのオープンカーを開発し、消滅…

【トヨタ】セリカカムリ(初代A40/50型)

トヨタの屋台骨を支える世界戦略車として、海外で絶大な人気を誇るカムリ。その初代モデルは「セリカカムリ」と名乗る、ミディアムクラスのFRスポーツセダンでした。 既にセダンのラインナップは充実していたトヨタが、新たなセダンとしてカムリをデビューさ…

【ホンダ】レジェンド(初代KA1-6型)

ハイソカーに沸いた1980年代。トヨタ・マークⅡやトヨタ・クラウンをはじめとする高級車が個人ユーザーにも多く売れ初め、自動車業界ももれなくバブル前夜。 ホンダが他社の高級車に対抗すべく、アコードに代わるフラッグシップとして開発されたのがレジェン…

【日産】テラノ(初代WD21型)

1980年代から盛り上がり始めたSUVブーム。キャンプや釣り、マリンスポーツにウインタースポーツと、アウトドアに出かけるためのクルマとして人気がありました。 他メーカーから一歩遅れて日産が1986年に発売した初代テラノは、北米でデザインを行った自信作…

【スバル】アルシオーネ(初代AX型)

スペシャルティカーに沸いた1980年代半ば。スバルからデビューしたのがアルシオーネでした。 国産車トップの空力性能、渾身の最新技術、そして途中追加されたスバル初のフラット6エンジン。しかし、当時としては奇抜な内外装を前に飛びつくユーザーは少なく…

【三菱】ミラージュ(初代A150型)

三菱初のFF車として1978年に登場した初代ミラージュは、三菱が世界市場へ向けて積極的に踏み出すきっかけになったクルマ。 欧州車のようなスタイリッシュさ、副変速機付きのトランスミッションなど、ライバル他車とは異なる、個性的なモデルとして人気を得ま…

【ダイハツ】シャレード(初代G10型)

軽自動車より少し大きい、5ドアハッチバック。そのサイズ感が受けて、大ヒットを記録した初代シャレード。 「リッターカー」という言葉を生み出したシャレードは、今にも続く、日本のコンパクトカーの歴史の一歩を踏み出したクルマです。 この投稿をInstagra…

【いすゞ】117クーペ(PA90型)

かつて、いすゞのフラッグシップモデルとして生産された117クーペは、何と言ってもジウジアーロデザインの美しいボディラインが特徴。初期型は「ハンドメイド」でボディを生産したのは有名な話です。 いすゞが乗用車市場から撤退してしばらく経ちますが、い…

【三菱】パジェロ(初代L040/140型)

1970年代まで、その後に「RV車」と呼ばれる四輪駆動車の呼称は「ジープ」でした。言うまでもなく、三菱・ジープがRV車の代名詞だったことに由来します。悪路走破性に特化した車体構造と無骨なデザイン、自家用車にするユーザーは極めて少数派でした。そんな…

【トヨタ】ソアラ(初代Z10型)

1981年に登場されたソアラは、トヨタが発売した5人乗り2ドア高級パーソナルクーペ。欧州車の高級パーソナルカーであるメルセデス・ベンツ・SLCやBMW・6シリーズを目標に開発されました。 ライバルである日産・レパードは、数か月先行して発売されていました…