【2020年10月版】今新車で買える国産マニュアル車はこれだ!
かつては、様々な車種でMT(マニュアル)車がラインナップされていましたが、徐々に姿を消していき、いつしかAT(オートマ)車しか選択できない車種がほとんど。
クルマ好きの心をくすぐるMT車を、新車で購入するにはどんな車種があるのか。今買える国産MT車をまとめてみました。【2020年10月版】
【トヨタ】
86
トヨタの代表スポーツモデルである86。全てのグレードにおいて6MTを選択することが可能です。
通常グレードは2,671,900円(G)~3,418,800円(GTリミテッドブラックパッケージ)。よりスポーティなGR/GRスポーツでも、もちろん6MTを選択することができ、GRは6MTのみの設定です。GRは5,060,000円、GRスポーツは3,850,000円。
トヨタの上級スポーツモデルであるスープラには、MT車は設定されていません。
コンパクトクロスオーバーSUVのC-HRは、2016年に発売されましたが、2019年10月のマイナーチェンジで、6MT車が新設定されました。
6MTを選択できるのは1.2LのFF車のみで、S-T(2,382,000円)、G-T(2,682,000円)、S-T GRスポーツ(2,782,000円)の3グレード。
C-HRに採用された6MTは、iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)で、変速時に適切なエンジン回転数になるように制御し、変速や発進をアシストするものです。
ヤリス
トヨタを代表するコンパクトカーだったヴィッツが、2020年発売の4代目モデルでは、海外での名称であるヤリスに、日本国内でも統一されました。
6MTが設定されているのは1.5Lガソリン車のFFのみで、X(1,543,000円)、G(1,701,000円)、Z(1,871,000円)の3グレード。通常グレードにMTが設定されたのは、初代ヴィッツ以来のことです。
(2代目、3代目ヴィッツのMT設定は、RSやGRスポーツ等のスポーツグレードのみ。)
GRヤリス
これまでのヴィッツでも、GRスポーツ等のスポーツグレードが存在しましたが、4代目ヤリスでは、GRヤリスとして別車種として派生しました。ヤリスをベースにしているものの、全く別設計のホットハッチです。
RC(3,300,000円)、RZ(3,960,000円)、RZハイパフォーマンス(4,560,000円)は、1.6Lターボ直3エンジン(272PS)を搭載する本格派スポーツで、6MTのみの設定。採用されたのは、C-HRやカローラシリーズで搭載されたiMT。1.5Lエンジンを搭載するRS(2,650,000円)は、CVTのみの設定です。
2019年に発売された通算12代目のカローラ。10代目・11代目のカローラアクシオは、グローバルモデルのカローラとは独立し、5ナンバー枠に抑えられた国内専用設計でしたが、12代目ではグローバルモデルと同じプラットフォームを使用して、3ナンバー化されています。(ボディは国内専用設計であり、グローバルモデルよりは小型。)
6MTが設定されているのはWxB(2,409,000円)のみで、CVT車には設定のない1.2Lターボエンジンを搭載。
採用されているのは、先行して発売されたカローラスポーツと同様にiMTです。
カローラツーリング
カローラ(セダン)と同様に、WxB(2,458,500円)のみに6MT(iMT)が設定されています。
12代目カローラシリーズで最も早く、2018年6月に発売されたカローラスポーツ。C-HRやGRヤリスにも採用されたiMTが始めて搭載されました。
1.2LガソリンのFF車では、G"X"(2,169,000円)~G"Z"(2,521,000円)の、全てのグレードで6MTを選択できます。
後継である12代目カローラが発売された以降も、ビジネスユースや5ナンバー需要のために、グレード体系を縮小し、カローラアクシオが併売されています。このうち、1.5LガソリンのFF車のみで5MTを選択することが可能です。
カローラフィールダー
カローラアクシオ同様に、カローラツーリング発売以降も併売されているカローラフィールダーでも、
1.5LガソリンのFF車のみで5MTを選択することが可能です。
-商用車-
ダイナ
ハイエースバン
タウンエースバン/トラック
ピクシスバン/トラック
【日産】
1960年にダットサン・フェアレディが発売、1969年に初代フェアレディZが誕生、現在のZ34形で6代目を数える、日産を代表するスポーツカーです。
ベースグレード(3,979,800円)~ニスモ(6,519,700円)で、6MTが選択できます。シフトダウン時に、回転数を電子的に合わせる「シンクロレブコントロール」が採用されています。
ノート
現在の2代目ノートは、初代ノートと初代ティーダの統合後継車として2012年にFMCされました。
ノートには、スポーツグレードであるニスモSがラインナップされており、5MTが採用されています。通常グレードは1.2Lエンジンですが、ニスモSのみが1.6L直4エンジンを搭載しています。
マーチ
日産のコンパクトカーを代表するマーチは現在、2010年にFMCされた4代目モデル。
ノート同様にスポーツグレードであるニスモSがラインナップされており、こちらも5MTを採用。通常グレードは1.2LエンジンのCVTのみですが、ニスモSは1.5L直4エンジンを搭載しています。
-商用車-
NT450アトラス
アトラス
NV350キャラバン
NV200バネット
NV100クリッパー
NT100クリッパー
【ホンダ】
海外専売も含めると、10代目を数えるホンダを代表するシビック。2017年に日本で発売された10代目は、セダン・ハッチバック・タイプR(ハッチバック)の3タイプ。このうち、2020年8月にセダンが国内販売中止となったため、現在は2タイプ。
ハッチバックモデルは、CVTと6MTから選択することができ、2,948,000円。1.5L直噴ターボエンジンを搭載し、182psを発揮する。
スポーティなタイプRは、6MTのみの設定で、4,583,700円。タイプR専用設計の2.0Lターボエンジンを搭載し、320psを発揮する。
S660
1996年に販売終了したビートをルーツに持つ、軽自動車の2シーターオープンスポーツ。エンジンはミッドシップレイアウトで、新設計のターボエンジンを搭載する、本格スポーツです。
グレードはB(2,031,700円)、a(2,321,000円)、モデューロX(3,042,600円)の3種類で、全てのグレードでCVTと6MTから選択することが出来ます。
-商用車-
N-VAN
アクティトラック(2021年6月販売終了予定)
【マツダ】
マツダを代表するスポーツモデルであるロードスターは、現モデルで4代目を数えます。初代から一貫して変わらない「ライトウェイトオープンスポーツ」で、S(2,601,500円)~RS(3,334,100円)で6MTをラインナップしています。
また、ソフトトップではなく電動格納式のルーフを持つロードスターRFでも同様に、S(3,439,700円)~RS(3,900,600円)で6MTを選択することが出来ます。
2017年にFMCされた2代目CX-5は、マツダの売れ筋クロスオーバーSUV。
ディーゼルエンジン(2.2L直4ターボ)のみで6MTを用意しています。ディーゼルのほとんどのグレード(FF/4WD)で6MTを選択でき、2,937,000円~3,976,500円。
CX-30
CX-3とCX-5を埋めるクロスオーバーSUVとして2019年に発売されたCX-30。
2Lガソリン「SKYACTIV-G」と、同じく2Lガソリン「SKYACTIV-X」では、ほとんどのグレード(FF/4WD)で6MTを選択することが出来ます。
デミオ(現・MAZDA2)をベースに開発されたクロスオーバーSUVのCX-3は、ディーゼル車(1.8L直4ターボ)に6MTが設定されており、ディーゼルのほとんどのグレード(FF/4WD)で6MTを選択可能です。XD(2,492,600円)~XDプロアクティブSパッケージ(3,019,800円)。
MAZDA6セダン
2012年から発売されている3代目アテンザは、2019年に国外での名称に統一され、MAZDA6となりました。マツダのフラッグシップセダンであり、ガソリン車とディーゼル車を用意。このうち、ディーゼル(2.2L直4ターボ)で、6MTを設定しています。XDプロアクティブ(FF)(3,564,000円)~XD Lパッケージ(4WD)(4,295,500円)。
MAZDA6ワゴン
MAZDA6セダン同様、ワゴンモデルでもディーゼル車に6MTを用意。XDプロアクティブ(FF)(3,564,000円)~XD Lパッケージ(4WD)(4,295,500円)。
MAZDA3ファストバック
アクセラが2019年のFMCで、国外での名称と統一され、国内でもMAZDA3となりました。
4ドアセダンと5ドアファストバックが用意されており、ファストバックの1.5Lガソリン車(FF)に6MTが設定されています。15S(2,221,389円)と15Sツーリング(2,315,989円)の2グレード。
MAZDA2
2014年から発売されていた4代目デミオは、2019年のマイナーチェンジでMAZDA2に改称しました。
1.5Lガソリン、1.5Lディーゼルターボどちらでも6MTを選択できます(FFのみ)。15S(1,573,000円)~XD Lパッケージ(2,458,500円)。
キャロル
キャロルとしては7代目を数える現行型は、スズキから8代目アルトのOEM供給車。廉価グレードのGF(863,500円)で5MTを選択可能です。
-商用車-
タイタン
ボンゴバン/トラック
スクラムバン/トラック
【スバル】
BRZやWRX STIの販売終了により、現在新車で購入できるMT車はありません。
次期型BRZが2021年にも発売との噂もあり、MT車の復活が期待されます。
【三菱】
乗用車では、2015年~2016年に1000台限定で販売された限定車、ランサーエボリューション ファイナルエディションを最後にMT車は生産されていません。
-商用車-
ミニキャブバン/トラック
【ダイハツ】
軽自動車の2シーターオープンカーとして人気のコペンは、現在2代目。ローブ(1,908,500円)~GRスポーツ(2,435,000円)のすべてのグレードで5MTを選択可能です。
2019年から発売されているGRスポーツは、トヨタのスポーツカーブランド「GR」とのコラボで、このグレードのみ、トヨタのディーラーでも販売されています。
-商用車-
グランマックスカーゴ/トラック
ハイゼットカーゴ/トラック
【スズキ】
2018年に発売された4代目ジムニー。1970年に初代が発売されて、2020年で50年となります。小型本格オフロード車として、無骨なデザインも相まって、世界中で高い評価と人気を得ています。
全てのグレードで5MTを選択可能で、XG(1,485,000円)~XC(1,875,500円)。
4代目ジムニーと同日に発売されたジムニーシエラは、1.5Lエンジンを搭載した小型乗用車版です。
JL(1,793,000円)、JC(2,057,000円)のどちらのグレードでも5MTを選択可能です。
スズキのコンパクトカーであるスイフトは現在4代目。スポーツモデルであるスイフトスポーツのみならず、通常のスイフトにも5MTが設定されています。XG(1,377,200円)~RS(1,782,000円)。
スイフトスポーツ
ラリーなどのモータースポーツでも活躍するスポーツ仕様車がスイフトスポーツ。140psを発揮する1.4L直噴ターボエンジンを搭載し、6ATと6MTから選択可能です。
スズキセーフティサポートの有無で、1,874,400円~2,017,400円。
1993年に初代が発売され、軽トールワゴンとして一世を風靡したワゴンRは現在6代目。歴代モデルでMT車が設定されなかったことはなく、現行型も例外ではありません。
ガソリン車のFF/4WDそれぞれに5MTの設定があり、1,098,900円~1,222,100円。
アルト
現在8代目を数えるアルトは、1979年の初代発売から40年以上の歴史がある軽自動車です。VP(FF)(737,000円)~F(4WD)(971,300円)で5MTが選択可能です。
アルトのホットハッチモデルであるアルトワークスは、2015年から販売されており、15年ぶりに復活。ワークス専用チューニングのツインカムターボエンジンを搭載し、ボディ剛性や足回りもワークス専用設計となっており、5MTの設定があります。
FFモデルが1,537,800円、4WDモデルが1,647,800円。
-商用車-
エブリイ
キャリイ